1:パウチ(ラミネート)フィルムとの違い

今でも押し花しおりと言えば、既存材料のパウチフィルムとかラミネートフィルムを使って・・というのが主流の様に思われます。
パウチフィルムとかラミネートフィルムは写真や紙のカードなどに防水性も持たせるための材料で、ポリエステルフィルムの内側に熱で融ける薄い糊を付着させた素材です。
写真や紙など平面の素材をパウチ(ラミネート)フィルムに挟んでラミネーターに通すと、付着した薄い糊が溶けて写真をカバーして、写真や紙に防水性を持たせることができます。
しかし、残念ながら薄い糊しか付着していないので、押し花しおりを作った場合台紙の周りを透明のフィルムで覆うようにしないと作れません。
また、凹凸のある押し花を挟んでラミネートすると、花の周りに空気が入り立体を平面で包み込む無理がみられます。しかも、単体のポリエステルフィルムには殆どガスバリア性(酸素・水蒸気を透しにくい性質)がありませんので、せっかく作った押し花しおりも、早くに退色してしまいます。
